肩関節拘縮(凍結肩)とは
肩関節拘縮(凍結肩)は、肩関節の関節包が硬くなり、肩の動きが著しく制限される状態です。
肩関節周囲炎(五十肩)が進行した結果として起こることが多く、
強い可動域制限が主な特徴です。
痛みが落ち着いてきた後も、
肩が「凍ったように動かなくなる」状態が続くことがあります。
主な症状
- 肩がほとんど上がらない
- 後ろに手が回らない
- 日常生活動作が大きく制限される
- 痛みは軽減しているが動きが悪い
- 着替えや洗髪が困難
病態(原因・しくみ)
肩関節周囲の炎症が長期間続くことで、
関節包が厚く硬くなり、癒着・拘縮が生じます。
これにより、
- 関節の動く範囲が著しく狭くなる
- 無理に動かすと痛みが出る
といった状態になります。
治療方法
保存療法(基本治療)
肩関節拘縮の治療は、リハビリテーションが中心となります。
- 可動域訓練(段階的なストレッチ)
- 温熱療法
- 消炎鎮痛薬の内服
- 肩関節注射(症状に応じて)
- 日常生活動作の指導
無理な運動は避け、
痛みの出ない範囲で継続することが重要です。
手術療法
保存療法を数か月以上行っても改善しない場合や、
可動域制限が強く日常生活に大きな支障がある場合に検討します。
主な手術方法
- 関節鏡視下関節包解離術 癒着した関節包を切開し、可動域を改善
- 麻酔下マニピュレーション 麻酔下で関節を動かし拘縮を解除
術後は、再拘縮を防ぐために早期からリハビリを行います。
肩関節拘縮(凍結肩)でお困りの方へ
肩関節拘縮は、
適切な治療を行わないと回復に長期間を要することがあります。
肩の動きが悪くなってきたと感じたら、
早めの受診が大切です。
当院では、保存療法から手術まで対応し、
患者さんの状態に応じた治療をご提案します。