肘の変形性関節症とは

肘の変形性関節症は、肘関節の軟骨がすり減り、骨の変形や炎症が起こる疾患です。

加齢や長年の使用、外傷の後遺症などにより発症し、

肘の痛みや動かしにくさ、可動域制限を引き起こします。

肘は体重を支える関節ではありませんが、

仕事やスポーツで肘を酷使してきた方に多くみられます。


主な症状

  • 肘の痛み(動かし始めや使用時)
  • 肘の曲げ伸ばしがしにくい
  • 可動域制限(伸びきらない・曲がらない)
  • 引っかかり感やゴリゴリ音
  • 進行すると日常動作が困難になることもある

病態(原因・しくみ)

関節軟骨の摩耗により、

  • 関節のすき間が狭くなる
  • 骨棘(骨のとげ)が形成される
  • 滑膜炎が起こる

これらが組み合わさり、痛み・可動域制限・関節の引っかかりを引き起こします。

原因としては

  • 加齢
  • スポーツや仕事による長年の負担
  • 骨折・脱臼などの外傷後が挙げられます。

治療方法

保存療法(初期〜中等度)

症状が軽度の場合は、まず保存療法を行います。

  • 肘の使用制限・生活指導
  • 消炎鎮痛薬の内服
  • 外用薬(湿布・塗り薬)
  • 関節内注射(ヒアルロン酸、ステロイドなど)
  • リハビリテーション(可動域訓練・筋力調整)

症状により**PRP・APS療法(再生医療)**を検討することもあります。


手術療法

保存療法で改善しない場合や、

可動域制限・痛みが強く日常生活に支障がある場合には手術を検討します。

主な手術方法

  • 観血的骨棘切除術 骨のとげや遊離体を除去し、可動域を改善
  • 観血的滑膜切除術 炎症を起こしている滑膜の切除
  • 観血的関節授動術 関節の可動域を広げます

患者さんの年齢、症状、活動レベルに応じて最適な治療法を選択します。


肘の変形性関節症でお困りの方へ

肘の変形性関節症は、

適切な治療を行うことで痛みや動きの改善が期待できる疾患です。

肘の痛みや動かしにくさが続く場合は、

早めにご相談ください。

当院では、保存療法から手術まで幅広く対応し、

患者さんの生活に合わせた治療を行っています。