東京脊髄刺激療法センターを開設しました
Tokyo Spinal Cord Stimulation Center (Tokyo SCSC)
東京脊髄刺激療法センター センター長 前田浩行 開設日:2021年
International Neuromodulation Society会員 The Johns Hopkins University,School of Medicine Pain Rounds SCS講習修了
当院では、腰痛・下肢痛に悩まれている方に脊髄刺激療法を行っています。保険適用であり、高額医療費に対応しています。海外では、脊髄刺激療法は脊椎外科手術を行う前に積極的に行われており、腰部脊柱管狭窄症などの腰痛や下肢痛に効果が認められている治療です。薬物治療、神経ブロックに効果がなく、慢性的に難治性の疼痛があり、手術をしたくない、多くの病気があり外科手術や全身麻酔などが出来ない方に、トライアル(お試し)が出来る治療です。最低でも約1週間のトライアル(お試し)入院を行い、局所麻酔でメスを使わず、2本電極を一時的に留置し体外にある電池と接続し24時間電気の刺激を流すことで痛みの軽減を試みます。1週間後に電極を抜去し退院します。入院中は治療効果を多角的に評価します。退院後良い効果が継続する方もいますし、痛みなどが再燃する方もいます。痛みが再燃した場合、トライアル(お試し)で効果がありご本人、ご家族の希望がありましたら次のステップとして本埋め込み(電池と電極を体内に留置)を行います。当院では初めから本埋め込みを行いません。必ずトライアル(お試し)を行います。トライアル(お試し)を行ったからといって必ず本埋め込みをしなければならないわけではありません。本埋め込みを行う際も最低でも1カ月以上は経過を丁寧にみながら行います。本埋め込みの際の電池は充電式、非充電式があります。家庭環境や個々の患者さんのニーズに合わせて選択します。当院は年間60件以上の治療件数がありますが、MRIなどでの検査をおこない、丁寧な診察、治療をおこないます。海外、国内での学会発表や論文を執筆しています。全国の医師の見学にも対応しています。痛みの新しい治療の選択肢として活用ください。詳しくは外来医師までご相談ください。東京脊髄刺激療法センター受診は、月曜日、水曜日外来を受診し担当医に直接ご相談ください。