理念:充実した医療の提供と限りない奉仕の心で地域の皆様の健やかな生活を守ります

    

ご挨拶

  医療法人社団 山本・前田記念会 前田病院

      院長   前田 浩行

 当医療法人社団 山本・前田記念会 前田病院はおかげさまで、創立70周年を超えました。そこで当院は、病院規模、病床を多くするのではなく、専門性・特色を生かしながら地域に根付いたコンパクトな病院を目指し、アットホームな環境で、職員も患者さんにも目配りが可能な、地域救急医療機関として、今後更なる高齢化社会の到来、急激な医療環境変化にもフレキシブルに対応できるように受け皿を整備していく所存でございます。東京都地域救急医療センター (センター長 前田浩行) と 東京都地域連携型認知症疾患医療センター (センター長 前田達浩) 、東京脊髄刺激療法センター、正常圧水頭症センターを中核としてセンター方式、特徴的な専門外来も取り入れた運用をしてまいります。

「東京都地域救急医療センター」では、整形外科、脳神経外科に特化し24時間積極的な救急患者の受け入れ体制、東京ルールにも対応できる体制を構築いたしました。外傷、特に高齢者、超高齢者の外傷に傾注してまいります。脳神経外科医と協力し多発外傷の専門治療、また北多摩北部医療圏脳卒中専門機関として脳卒中急性期からリハビリテーションまでトータルに診療いたします。数少ない日本リハビリテーション医学会専門医を中心に、各科専門医と協力して、急性期より一貫したリハビリテーション治療体制を構築いたしました。更に特徴的な専門外来も開設し、「痛みの外来」、「足の外科外来」、「骨粗鬆症専門外来」、「PRP・APS治療(再生医療)外来」を行い一般の外来では足りない部分を補えるように各科専門医と協力し治療を行っています。

「東京都地域連携型認知症疾患医療センター」では「もの忘れ外来」にて医療から介護生活支援まで総合的診療を行なっております。脳神経外科の特徴を活かし3大認知症だけでなく、特に「治りうる認知症」である正常圧水頭症の診断、治療にも取り組んでおります。また、認知症をお持ちで整形外科疾患などにより入院された患者様についても出来るだけお引き受けし、主疾患治療とともに、専門スタッフによる認知症診断治療を行うことで、より患者さんの生活の質向上に貢献できるように努力しております。昨今、医療現場では疾病の予防がより重要と考えられております。当院も専門医による丁寧な結果説明をモットーに、「脳ドック」や「寝たきり予防ドック」など、健康長寿を目的とする各種検診に力を入れております。東京脊髄刺激療法センターでは、今までは手術になっていたような腰痛、下肢痛の患者さんへの新たな治療として低侵襲な治療である脊髄刺激療法を行っています。正常圧水頭症センターでは、認知症、歩行障害などの患者さんに検査、シャント手術を行いADL向上に寄与しています。

職員の国内、国際学会発表、論文執筆や患者さん向けの講演会・勉強会も積極的に行い、研究体制、患者さんが自ら学べる場の提供に力を注いでいきます。

私たちは、患者さんも職員も同等に大切に扱い、優しさと思いやりの心を持ち、どんなことにも感謝の気持ちを示せるように“人を大切にする人を育てる”教育を行って行きたいと思っております。患者さんには外来診察で、長時間お待たせすること、診察や検査、治療などでご不便をおかけすることがございますが、一生懸命に職員一同協力し努力してまいります。ご理解の上来院いただければ幸いです。地域の医療機関との連携も密にしながら今後も皆様の拠り所となれる病院を目指してまいります。何卒ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

             

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