東京都地域連携型認知症疾患医療センターご挨拶
東京都地域連携型認知症疾患医療センター長 前田達浩
最近人や物の名前が出てこない、昨日食べた食事の献立を忘れる、いつも通っている道を間違える、性格が変わってきた、最近怒りっぽくなった、普段できていたことができないなどの症状はありませんか。また最近自動車の運転に自信がない、また免許更新を迷っている方、更にかかりつけ医の先生に一度専門医受診した方がいいと言われた方。こんなことがあったら認知症かもしれません。当院認知症疾患医療センターにご相談ください。認知症に関する様々なご相談をお受け致します。専用電話窓口にお電話をください。専門医が診察、専門検査、治療、またケースワーカーも協力し家族へのサポート、地域生活上必要なアドバイスをさせていただきます。また地域の介護福祉関係の方々とも連携し患者さんが安心して生活できる環境作りのお手伝いを致します。また、認知症の10%には手術で治りうる認知症(正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫)があります。当院では脳神経外科と連携し専門診断や手術治療を行なっております。世界アルツハイマーデーやカフーカフェ(認知症患者さん、ご家族向けの相談会)などの際には社会福祉士が中心となって当院での取り組みなどの情報提供を積極的に行なっております。
◆当センターご利用の手順
- 電話相談 専用電話にご連絡ください。ソーシャルワーカーが相談をお受けします。
電話番号:042‐473-2133 受付時間: 月~金 9:00~17:00(祭日、年末年始を除く)
- 受診予約
受診は原則予約制です。受診の際は“かかりつけ医の紹介状”をお持ちください。かかりつけ医がいない場合はご相談ください。当センター受診後にお持ちいただいても結構です。
- 診察
臨床心理士により認知能力検査、MRI、 血液検査、脳循環検査(他院以来)を実施します。結果を専門医師より説明し、適切に治療致します。必要に応じ他関連医療機関と連携し総合的に治療を実施致します。